デジタル一眼で撮影中にゴミの写り込みを発見!現場での確認と対応法

仕事で撮影をしているのですが、過去にもセンサーについたゴミで泣いた事があり最近は撮影前に一度センサー確認をしているのですが、先日現場で遭遇した事件と対応について書いてみます。




絞った撮影で現れる影

気付いたのは建築の竣工写真撮影時で、私の所属している所ではF11で撮るのが基本的なレギュレーションです。
三脚にカメラを据えてライブビューを使いながら構図を合わせてると白い壁紙に何か写ってるのを発見。

拡大した写真がコチラ。
うす〜く黒い丸が写ってるんです。
本当薄いんで、じっくり見ないと気づかないです。


そのまま進める訳にもいかないし、広角レンズを複数持ってるわけではないので、ちょっと焦りつつ状況確認をすることにしました。

影の原因を確認

まずは影の原因を突き止める事にしました。
場合によってはその場で解消できますので。

ということで、私がやった事は下記。

1.ダストリムーバブルをする
2.センサーの確認
3.レンズの確認

撮影中で時間も限られているので、その場で出来ることをしてみました。

ダズトリムーバブル

センサーについているものなら、とりあえずリスクなくダストを落とせるので、まずこれを何回かやってみました。

電源ONした時にも必ず働いているのですが、意外と落ちないダストも多いです。
特にフルサイズセンサーの機種で、センサーが大きくなった分振動の伝わりが悪くて落ちにくいという話もあるようです。


何度かやってみましたが、結局変わらず次へ。

センサーの確認

現場はあまり明るくないし、ホコリっぽい事もあるのであまりやりたくないのですが、この際しょうがないので、ミラーアップしてセンサーを確認してみました。


明るいところで見るとゴミの付着はわかりやすいんですが、見る感じでは問題なし。

ここでゴミがついていたら、ブロワーで少し吹いてみる程度でしょうかね。
家に戻ればセンサークリーニングキットがあるので対処は可能なのですが、さすがに荷物になるので持ち歩いていないので。

センサークリーニングについてはこちら。
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レンズの確認

通常センサーゴミの可能性が高いのでレンズを後回しにしましたがセンサーは目視ではゴミを発見できなかったので、次にレンズを確認してみました。

まずは当初から使っていた広角レンズ12−24mmをf22まで絞り込んで、白い壁に向かって撮影。
丸部分にうっすらと黒いゴミが写ってます。


持ってきていた別のレンズ28-75mmに交換してみて同じくf22で撮影してみる事に。


おや?写ってないですね〜。


どうやらレンズが原因らしいという事が判明しました。

現場での撮影

撮影は続けないとならないので、悩みましたが下記対処で乗り切る事に。

1.標準レンズで撮れるところはレンズを変更して撮影。
2.絞りをF11→F9程度にする。
3.レタッチがしやすい位置に構図を決める。

まず一番問題なく撮れるのは1番目ですね。
問題のレンズを使わないということです。
それでも建物撮影は広角レンズ無しでは無理なところが多いので、そんなに多用はできないですね。

そして絞りを少し開放側にすることで、写り込みをボカす。
多少ですが、わかりにくくなります。
これが絞らない撮影で開放で行けるなら写り込み自体がホボ無くなるのですが、建築写真なのでF9以下は無理かなと判断。

最後に、写り込みを一般の壁など平面で単色部分で撮影してレタッチで写り込みを消去。
壁のコーナーとか、何かのジョイントなどになる部分に写り込みがあるとレタッチが難しくなるので、そこを外して撮影してとりあえず乗り切る。

という事で現場では対処して撮影を終わらせてきました。

最後に

今回は原因がレンズにありましたので、続きでレンズの修理について書いてみたいと思います。

【続き】



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