セメントプランター作りで注意する3つのポイントと作り方


こんにちは、ゆたか(@goyutaka)です。

仕事でセメントやコンクリートをよく使いますが、今回はDIYで自宅に置くセメントプランターを作ってみました。
セメントの灰色の無機質とグリーンって意外とインテリアとして見栄えがします。


調べてみると、いろいろなサイトで作り方を書いているのですが、自分が作ってみて気づいた点3つを中心に書いてみたいと思います。

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注意するべき3つのポイント

では、先に3つのポイントだけ言ってしまいます。

1.中に入れるカップの底の形をチェック
2.底を平らにする
3.アルカリ成分を抜く

この3つです。

【1.中に入れるカップの底の形をチェック】

これは写真で見た方が早いので、下の写真をみてください。


牛乳パックの型の中に紙コップで中抜きをしているのですが、紙コップだと底が上げ底になっていてその周りにミミが付いています。

そのまま入れるとこのミミ部分が食い込んだような形でセメントが仕上がります。

どっちにしても隠れる部分ではありますが、中も綺麗に仕上げたい場合は中抜き用のカップは底が比較的平らなものを選ぶと良いです。
プラコップなどは比較的平らです。

【2.底を平らにする】

セメントを入れる型ですが、牛乳パックや紙コップのような素材自体が柔らかめのものを使っている場合には、セメントの自重で底面が丸くたわんできます。

そのまま固まってしまうと、棚などの上に置いた時にグラグラしちゃう原因になります!

という事で、私はまだ生乾きの時に左官用の金ゴテを使って底を平らに削りました。
力を入れてやると壊れますので、ほどほどの力加減で削っていきます。


これをやっておけば、置いた時にガタガタしにくいです。

【3.アルカリ成分を抜く】

セメントはアルカリ成分が非常に強いんです。
なのでそのままプランターとして使って、植物に水をあげるとその度にアルカリ成分が滲み出てきて植物を枯らしてしまう可能性があります。

では、アク抜きをしてみたいと思いますが用意するものはミョウバン。
これを溶かした水に漬け込みます。


このミョウバン、そのまま水に入れてもなかなか溶けません。
こんな感じになっちゃいます。
あらあら・・・



溶かす方法は、熱湯に入れるんです!

一瞬で溶けますので、鍋でミョウバンを溶かした水溶液を作ってセメントプランターを養生する入れ物に入れて一緒に漬け込みます。


安全を期すなら1週間くらい漬け込んだ方が良いようです。

私はテスト的にまりも1日漬け込んだものに植物を入れてしばらく経過を見てみたいと思いますので、変化があったら追記したいと思います。

※2016年07月20日追記
やっぱり1日の漬け込みではアルカリ分がかなり出ているようで、植物が枯れてきましたので1週間は付けてみてください。!


という事で注意するべき3つのポイントを先に書きました。
意外とこの辺を語っていないサイトが多いので、参考にしてみてください。

セメントプランター作り!

意外と簡単に作れます。

材料としては水を加えて練るだけの「セメント」と、プランターの形を作る型枠用の紙コップや牛乳パックです。
セメントは「速乾」を使ったのは、なるべく早く硬化させて完成させたいからです。


セメントを練るのにバケツや小さめのスコップがあると良いです。
私は、仕事で使っている大きめのタルと左官用の金ゴテを道具として使用。

まずはセメントを練ります。
水の分量はセメントのパッケージにも書いてあると思いますが、水分が少なくてパサパサにならなく、かつ水が多すぎてシャバシャバにならない程度の練り具合です。


できたら型に流し込みます。


セメントの量は中抜きの紙コップなどをセットしてみて調整してください。
パック類は力を入れると歪むので、調整しながら形も整えます。


中抜きの紙コップは浮き上がりますので重りを入れて浮き上がらない程度にします。
石ころや使い終わった乾電池などがきっと使いやすいです。


これでセメントが固まるのを待つのですが、あふれているセメントはコテのようなもので平らにしてあげると仕上がりが良くなります。


固まったら紙コップや牛乳パックの型を外します。
十分に硬化していないと力を加えると崩れてしまいますので、最初は十分に固まったことを確認してから進めてください。


私の場合は生乾き状態かつある程度硬化している湿った状態で型を外しました。
実際にはこの方が、最初に行ったように底の丸みなどを調整できますし、型も柔らかい状態なので取れやすいというメリットがあります。

もし水抜き穴をつけるなら生乾きのこの状態で、そこにドリルなんかで穴あけすると簡単です。


セメントプランターとしてはココで完成!

デザインしてみる!

セメントプランターの灰色の素地のままでも良いのですが、ペイントしたりすることでもっとオリジナリティを出すこともできます。

下の写真はステンシルを使って番号をペイントしてみました。
※植物に水をあげた後なので、U字型に湿気で黒っぽくなっております。


ステンシルはプランターのサイズに合ったものを用意して、スプレー塗料でペイントします。
マステを使って位置決めをして、さっと吹きつければOK!


今回はシンプルにこれだけですが、いろいろなカラーペイントで塗り分けするのも楽しいと思います。


さいごに

今回はかなり駆け足で3日間で完成となりました。
※アク抜きは時間をかけたほうが良いと思います。


上の写真の牛乳パックのものは、パックの角がちょうど良い感じで面取りされているので仕上がりもなかなか良いです。

あと製作途中で角が欠けたりしてもがっかりしないでください。
セメントが欠けた痕ってなかなかオシャレな感じで仕上がってくれます。

上の写真のものもちょうど角欠けしているのですが、いい感じです。

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