こんにちは、モータースポーツ好きのゆたか(@goyutaka)です。
今回は、車好きのためのWeb自動車部である「LOVECARS!」さんと「日本ミシュランタイヤ」さんのコラボ企画「スーパーGTツアー」に参加してきました!
予選日の3日と決勝日の4日に有効なゲストパスの提供を頂き、富士スピードウェイでの競技を堪能させて頂きました。
しかも今回のRd.2富士のGT500優勝マシンはMOTUL AUTECH GT-Rでミシュランタイヤ装着車両ということで、そのパフォーマンスも証明してくれましたよ。
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過酷なレースを支えるミシュランタイヤ
一般では入られないレース真っ只中のミシュランのタイヤガレージで、実際のSUPER GTで使われているタイヤの組み込みデモと、レースでの技術を一般車向けタイヤへの反映について教えて頂きました。
今季はGT500の1号車 MOTUL AUTECH GT-Rと46号車 S Road CRAFTSPORTS GT-Rの2チームへタイヤを供給。
スーパーGTでは、ほかにブリジストン・ヨコハマ・ダンロップと4社のタイヤメーカーが存在し、タイヤメーカー同士も非常に熱いバトルを繰り広げているのです。
この2台の為に持ち込みしたタイヤ本数は約180本!
予選日夜から決勝日午前中にかけては雨予報だった富士スピードウェイでは、レインタイヤの準備もしなければなりませんでしたので、持ち込んだすべてのタイヤをホイールへ組み込みという作業をこなしての決勝日を迎えました。
タイヤの組み込みと言っても、ここの富士スピードウェイではトップスピードが300km/h超という状況を安全に速く走るためには「正確に!早く!」という組み込み作業を行います。
ドライエアを充てんし、基本である空気圧測定とドライエアの状況を点検するというチェック体制。
この辺は企業秘密で数値は教えられません!との事でした。
最後にバランスの測定。
実際に今回のツアー参加者も体験。
装着してスタートを押すとタイヤが高速回転したのちに、バランスウェイトの必要数値が表示されます。
その数値に見合ったウェイトを指定場所に貼りつけて完了!
このバランスを取ることで、高速走行時に余計な振動を発生させない非常に重要な作業なんですね。
この辺は自分が乗っている一般車両も同じですので、バランスを取ることは必要不可欠だな~と改めて感じましたね。
レースでのデータをフィードバック
このレースで使われたタイヤは全て摩耗状況などのタイヤ状態をチェックして、今後のタイヤ設計に活かしているそうです。
一回作ってそれで終わりではないのですね。
レースのタイヤって特別でしょ?と思いますよね。
もちろん、極限の状態で使われるタイヤですので、一般用と単純比較はできないですがレースで得たノウハウをきちんと市販車向けにもフィードバックしているんです。
実際に見せて頂いたのが、下の写真の2本。
真ん中がレース用のタイヤでフォーミュラーEという電気自動車EVのフォーミュラーカーレースで使われているもの。
そしてその左隣がパイロットスポーツ4というセダンからステーションワゴンなどが対象の一般向け商品。
タイヤパターンがほぼ同じという仕上がりです。
レースから市販車向けにわかりやすく技術移行がされた商品ですね。
ミシュランのメーカー刻印部分もベルベット加工という技術を使って作られていて、この辺も高度な技術を一般向けにしたもので他では見ることができないプレミアム感。
LOVECARS!の河口まなぶ氏もテストドライブでこの商品の乗り心地を体感し、その素晴らしさを語ってくれましたが、タイヤを変えただけでサスペンションを変えたのでは?という乗り心地を体感したのと事でした。
ミシュランタイヤに刻印されている「Michlin Total Performance」は「すべての性能を妥協しない」という考え方。
どの性能も水準以上のパフォーマンスを備え、かつそれぞれが調和していること、を具現化して世に送り出しています。
46号車S Roadのピットへ潜入!
普段は絶対に入ることが出来ないところ、チームのピットも入らせて頂きました!
こちらは秘密の部分ばかりで写真撮影もNGですし、聞いた内容もお話しできないので申し訳ありません。苦笑
決勝前の最終調整で、フロントとリアのカウルが外された状態のGT-Rが!
下の写真のように普段もフロントカウルでガードして見えないようにしているんですよね。
チームマネージャーの秋山さんがマシンについて詳しく説明してくれました。
その後監督の大駅氏とドライバーの本山氏・千代氏のレースへ向けての意気込みなどを頂きました。
目の前でお話ししてくれるので、感激です。
さいごに
レースはマシンとドライバーに注目してしまいますが、300km/hのスピードとコーナリングや安全性能を路面と直に戦っているタイヤメーカーの存在を改めて実感する機会になりました。
レースだけではなく、その経験を一般車にも反映している姿勢も知ることができ、ミシュランタイヤをいう企業を近く感じることが出来ましたね。
このRd.2富士ではMOTUL AUTECH GT-Rが優勝という素晴らしい結果をだすことが出来ました。
46号車S Roadは、セイフティーカーのタイミングが非常に運悪く、ガス欠を回避するためにペナルティ覚悟でのピットインでトップ争いから離脱してしまいました。
次のRd.3オートポリスは熊本地震により延期となり、Rd.4の菅生での活躍を期待したいところです。
また今後もLOVECARS!とミシュランのコラボイベントが開催され事を楽しみにしています。
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