こんにちは、ゆたか(@goyutaka)です。
昨年の５月に2級小型船舶操縦免許証を取得してマリンライフを楽しんでおりますが、今回その小型船舶免許の業務版である「特定操縦免許」を取得するために講習を受けてきました。
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特定操縦免許とは？
この特定操縦免許は小型船舶の業務版で、旅客船や釣り船などの遊漁船の船長など小型船舶で人を輸送する船の船長になる場合に必要になる資格です。
自動車で言うところの二種免許みたいな感じですかね。
今の所、釣り船をやる訳ではありませんが講習を受けるだけで取得することができる資格なので、自分のスキルアップのために受けてきました。
この講習は、「小型旅客安全講習」という名称です。
この特定免許は、平成１５年６月以前に小型船舶免許を取得していると付帯している資格だったのですが、それ以降の取得は別途講習が必要になっております。
講習は、以前レンタルボートを借りたり離着岸のコンテストでお世話になったJEIS関東さん。
ここは、船に関わる資格などの養成機関で様々な講習会をやっております。
ちなみに小型船舶とは、総トン数20トン未満の船舶ですが、下記を全て満たしている場合は総トン数20トン以上でも小型船舶に含まれます。
- 一人で操船を行う構造
- 長さ24m未満のもの
- スポーツまたはレクリエーションのみに用いられるもの（漁船や旅客等に用いられないもの）
一級小型船舶だと、上記の内容で海域制限はなし。
二級小型船舶だと、海岸から５海里（約 8km）以内および平水区域。
という区分になり、水上オートバイは特殊小型免許が別に必要になります。
講習内容
小型旅客安全講習というタイトルの通り、安全に関わることがメインになります。
時間は朝の8:50〜17:00までと盛りだくさんで、７割くらいが座学でテキストやビデオを見ながらの学習、その後実習が行われます。
救命に関わる内容の他、船舶の事故の種類や転覆など操船に関わることも勉強するのですが、参考資料で転覆などについての講義もあってとっても興味深い内容でしたよ。
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| 参考資料より出典 |
実習では救命トレーニング！
座学で眠くなったところで、実習に移ります。
下の写真は救命艇（６名用）で、空気を抜いた状態の写真です。
下の写真の白いコンテナのようなものが、船に乗った時に横についているのを見たことがあるかと思いますが、この中に上の救命艇が入っているんです。
緊急時にこれを海に投下すると自動で膨らんだ状態の救命ボートになります。
船が沈んだ場合も、自動で膨らんで救命艇が浮上する仕組みになっていますよ。
この使い方や名称、注意点などを先ほどの座学で学んだことを復習しつつ取り扱いします。
この救命艇には水や食料などの緊急時の備品が入っているのですが、「生き抜くための指導書」と書かれたマニュアルも入っているのです。
私が操船するような小型船舶の航行海域であれば、この救命艇で何日も漂流することは考えにくいのですが、沖合などでの遭難時には「何としてでも生き抜く！」という心構えを持ってサバイバルをするのです。
船によっては、遭難時に無線信号を発信するEPIRB（イーパブ）をという装置を搭載しているものもあります。
これは、遭難時に電波発信して人工衛星経由で救難信号を発信する装置です。
手動や水圧で作動などの方法で起動可能です。
実物を見ると実感が湧きますね。
最後に心肺蘇生法の実技を行いましたよ。
トレーニング用の人形を使って胸骨圧迫＆マウストゥマウスを行います。
約30名の参加者がおりましたが、照れやあまり理解していない＆緊張でうまくできない等、この辺はきっちりトレーニングしておかないととっさに身体が動かないな〜と実感したところです。
マウストゥマウスは、専用の人工呼吸用携帯マスクを使用するので直接の接触はしません。
さいごに
これで一通りの講習が終了となり、修了証が交付されます。
この後、免許申請しなければなりませんが申し込み時に詳しく説明してくれないのが、免許申請にあたって海事代理士に依頼すると一級免許の人は￥5,600、二級免許の人は￥5,400別途必要になるのです。
免許申請を海事代理士に依頼するか、自分で行うのかは選択できますのでもし講習を受ける方はこの申請料も予算に入れておいてください。
自分で行うと、手続き時の印紙代が一級では￥2,000、二級では￥1,800のみですので自分でやってみるのもアリです。
私は自分で申請してきましたので、下のリンクで申請手順も見てください。
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