こんにちは、徐々にマシンのチューニングを行っているyutaka(@goyutaka)です。
前回プラスチックパーツにネジを取り付けていたら、負荷が掛かりすぎてネジ(ピロボール)が折れてしまいました。
記事最後にも記載した、ネジを切るタップを購入したのでテストしてみました。
このネジ穴施工も単純ではありませんでしたよ。
マシンの軽量化の為に全体をアルミビスやチタンビスなどに交換する場合に必要になりますので参考にしてみて下さい。
【関連記事】
最初ネットでタミヤ製を検索したのですが、少し高いんですよね・・・Amazonで1,018円。
という事で、ホームセンターで購入したのがコチラ。
ライト精機というメーカーのパソコン用タップM3×0.5ピッチのもの。
こちらは334円とタミヤ製と比較すると約1/3の価格です。
ちなみにタップの刃だけですので、こちらもタミヤ製もホルダーは別に必要となります。
そしてパソコンタップという製品ですが、光学ドライブなどへのネジ切りに使用するタップで、ネジ穴の後ろの空間が狭いところや貫通できない部分でもネジを立てる事ができるという特徴のお品。
私はこのタップをホルダーではなく、ピンバイスに取り付けて使ってみます。
サイズ的にチャックになんとか納まるという感じでした。
まずはテストで予備パーツにネジを切ってみることに。
TT-02のステアリングワイパー部分のジョイントにアルミネジを取付するためにネジ穴に溝切りをします。
施工穴面にキッチリ合うように進めていきます。
水平にパーツを置いて、タップはパーツに対して垂直になるようにします。
タップが貫通しました。
結構な切りくずが出ます。
ネジ穴が貫通しないような部品ではこの削りカスの処理に苦戦しそうな気が・・・
まずは完成!
ちょっと見にくいですが、フラットだったネジ穴に綺麗に螺旋状の溝が出来上がりました。
早速アルミネジを取り付けてみます。
スルスルととってもスムーズにビスが入って行きます。
かなりスムーズに・・・
この程度で良いでしょ!ってところまでアルミネジを入れて行きましたが、少し緩い気がします。
特にこの可動部ではビス緩みが無いようにキッチリ締めると可動性を損ないますし、緩すぎると走行中にネジがどんどん緩んで行き取れてしまうという場所。
これだったらネジロックを入れないとダメです!
ちょっと失敗かな・・・
タップ自体の性能は申し分ないのですが、どうやらRCカーという使用目的に対しては使い方を考えないとダメみたいです。
という事で改めてタミヤ製のタップを調べてみました。
製品特徴をみてみると「削りカスを出さずにネジ溝加工して、適度なキツさのビス穴を作る」と書いてありました。
この通常品の安いタップでキツめのネジ穴を仕上げる方法です。
まずネジの深さを確認します。
このアルミネジが全て入るネジ溝を作らずに、1/3程度は無加工状態を作ってあげます。
タップはネジ長の2/3程度で切り込みを終了。
アルミネジを入れてみました。
最後の締め込みがキツくなって適度なテンションが掛かった感じ。
これならネジロック剤を使わずいけます。
少し見にくいですが、溝加工したネジ穴を裏から見てみます。
手前側はネジが全くない穴になっており、一番奥がキッチリとネジ溝が出来ています。
そして先ほどのネジ長1/3程度の無加工部分が薄くネジ溝になっており、ココはアルミネジ自体がネジ穴に食い込んで溝を作ったことがわかります。
今回はホームセンターのタップだけでのテストですので、実際にタミヤ製のタップを使った感じはどうなるのかは残念ながら試せておりません。
機会があったらまた報告したいと思います。
私のように汎用品のタップを使う場合は完全にネジ穴加工せずに、1/3程度の無加工部分を作る事がネジ緩み防止に効果的だと思います。
一気にネジ穴加工してしまうとネジを入れた時に緩い!などの状態になる可能性もありますので、少しずつ程度をみながら適正加工のラインを探ってみて下さい。
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前回プラスチックパーツにネジを取り付けていたら、負荷が掛かりすぎてネジ(ピロボール)が折れてしまいました。
記事最後にも記載した、ネジを切るタップを購入したのでテストしてみました。
このネジ穴施工も単純ではありませんでしたよ。
マシンの軽量化の為に全体をアルミビスやチタンビスなどに交換する場合に必要になりますので参考にしてみて下さい。
【関連記事】
購入したタップはコレ
最初ネットでタミヤ製を検索したのですが、少し高いんですよね・・・Amazonで1,018円。
という事で、ホームセンターで購入したのがコチラ。
ライト精機というメーカーのパソコン用タップM3×0.5ピッチのもの。
こちらは334円とタミヤ製と比較すると約1/3の価格です。
ちなみにタップの刃だけですので、こちらもタミヤ製もホルダーは別に必要となります。
そしてパソコンタップという製品ですが、光学ドライブなどへのネジ切りに使用するタップで、ネジ穴の後ろの空間が狭いところや貫通できない部分でもネジを立てる事ができるという特徴のお品。
私はこのタップをホルダーではなく、ピンバイスに取り付けて使ってみます。
サイズ的にチャックになんとか納まるという感じでした。
テスト施工
まずはテストで予備パーツにネジを切ってみることに。
TT-02のステアリングワイパー部分のジョイントにアルミネジを取付するためにネジ穴に溝切りをします。
施工穴面にキッチリ合うように進めていきます。
水平にパーツを置いて、タップはパーツに対して垂直になるようにします。
タップが貫通しました。
結構な切りくずが出ます。
ネジ穴が貫通しないような部品ではこの削りカスの処理に苦戦しそうな気が・・・
まずは完成!
ちょっと見にくいですが、フラットだったネジ穴に綺麗に螺旋状の溝が出来上がりました。
ネジ切りしたら、こうなった!
早速アルミネジを取り付けてみます。
スルスルととってもスムーズにビスが入って行きます。
かなりスムーズに・・・
この程度で良いでしょ!ってところまでアルミネジを入れて行きましたが、少し緩い気がします。
特にこの可動部ではビス緩みが無いようにキッチリ締めると可動性を損ないますし、緩すぎると走行中にネジがどんどん緩んで行き取れてしまうという場所。
これだったらネジロックを入れないとダメです!
ちょっと失敗かな・・・
タップ自体の性能は申し分ないのですが、どうやらRCカーという使用目的に対しては使い方を考えないとダメみたいです。
という事で改めてタミヤ製のタップを調べてみました。
製品特徴をみてみると「削りカスを出さずにネジ溝加工して、適度なキツさのビス穴を作る」と書いてありました。
製品写真を見ると、タップ独特の切り込んでいく軸方向の溝がありません。
切り込まずにネジ刃でネジ穴を溝状に整形していくような製品に見えます。
![]() |
タミヤ公式サイトより出典 |
タミヤ製は高い!と思っていたのですが、実は製品に工夫があるのでこの価格になっているのかなと思いました。
キツめにネジ穴を仕上げる方法
この通常品の安いタップでキツめのネジ穴を仕上げる方法です。
まずネジの深さを確認します。
このアルミネジが全て入るネジ溝を作らずに、1/3程度は無加工状態を作ってあげます。
タップはネジ長の2/3程度で切り込みを終了。
アルミネジを入れてみました。
最後の締め込みがキツくなって適度なテンションが掛かった感じ。
これならネジロック剤を使わずいけます。
少し見にくいですが、溝加工したネジ穴を裏から見てみます。
手前側はネジが全くない穴になっており、一番奥がキッチリとネジ溝が出来ています。
そして先ほどのネジ長1/3程度の無加工部分が薄くネジ溝になっており、ココはアルミネジ自体がネジ穴に食い込んで溝を作ったことがわかります。
さいごに
今回はホームセンターのタップだけでのテストですので、実際にタミヤ製のタップを使った感じはどうなるのかは残念ながら試せておりません。
機会があったらまた報告したいと思います。
私のように汎用品のタップを使う場合は完全にネジ穴加工せずに、1/3程度の無加工部分を作る事がネジ緩み防止に効果的だと思います。
一気にネジ穴加工してしまうとネジを入れた時に緩い!などの状態になる可能性もありますので、少しずつ程度をみながら適正加工のラインを探ってみて下さい。
最後まで読んで頂きありがとうございます。 役に立ったり気に入って頂けましたら、是非フォロー&シェアをお願いします!
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