NHK朝ドラ「マッサン」と一緒に読みたい書籍「美酒一代」

こんにちは、yutaka(@goyutaka)です。

今回はサントリーさんから献本頂きました「美酒一代―鳥井信治郎伝 (新潮文庫)」についてご紹介したいと思います。


NHKの朝ドラ「マッサン」もいよいよ9月29日からスタートしますが、この本とかぶる内容ですので是非ドラマと合わせて読んでみる事をオススメします!



「美酒一代」

こちらの本は、昭和61年に発行されたものが、再発刊(平成26年)されたものなのです。

鳥井信二郎は、サントリーの創業者なのです。

丁稚奉公を経て独立し、赤玉ポートワインの成功を足がかりにウィスキー事業に進出して、事業を発展させるまでの苦難と挑戦が書かれています。

第一次世界大戦、関東大震災、第二次世界大戦と、幾多の困難を乗り越えた歴史が書かれており、いまもサントリーのDNAとなっている「やってみなはれ精神」がありありと書かれています。

私は「やってみなはれ」は松下幸之助が発したの言葉だと思っておりましたが、鳥井信二郎の言葉なのだと改めて認識する事ができました。
この両者ともに「やってみなはれ」と言って、同じ時代を生き、事業を拡大させてきた事をみると非常に重厚感があります。

朝ドラ「マッサン」が始まる

NHKの朝ドラで「マッサン」が9月29日からスタートします。

このマッサンは、「竹鶴政孝」をモデルにして制作され、主人公のマッサンはドラマでは亀山政春という人物で登場します。

マッサンは国産初のウィスキー造りのために大阪から本場のスコットランドへ渡り、技術を身につけ、しかもスコットランド人のお嫁さんをつれて帰国します。

しかしウィスキー製造計画が頓挫したり、外国人のお嫁さんは歓迎されなかったり、文化の違いがあったりとするなかでの波乱の人生が表現されるようです。

このドラマの中で「鴨居欣次郎」として登場するモデルが「鳥井信二郎」なのです。
鳥井信二郎のもとで、日本初のウィスキー造りを山崎の地で工場長としてスタートします。


初のウィスキー造りの困難と、その後鳥井信二郎と意見が合わずに会社を去り北海道の余市へ渡ってウィスキー造りをゼロから挑戦するという物語がどのように描かれているのか、とても興味が湧きます。

まとめ

先日、この新朝ドラのダイジェスト映像がNHKの「アサイチ」でやっておりましたが、この「美酒一代」で書かれている内容が随所の映像として見受けられました。

ドラマは「マッサン」の方がメインですが、この「美酒一代」を読むことによって時代背景や鳥井信二郎側の視点で物語が見る事ができます。

国産初のウィスキー製造、いままで日本人が知らなかった洋酒を普及するまで、戦中・戦後や震災復興の日本の混乱期を生き抜き事業拡大ができたその行動力など、とても興味深い内容でした。

国産にこだわった美酒を味わいながら、秋の夜長に読書をしてみて下さい。



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